-屋外放送-

屋外放送で困るのは隣接区域へ流れ出てしまう音ではないでしょうか？ スピーカーなどの配置レイアウトで少しはカバーされても、風向きによってはどうすることもできません。 高音の目立つキンキンしたトランペットスピーカー音では、よけい隣接住民の方にはいらだつ結果となるでしょう。 そこで、より明瞭で高音質なコーンスピーカーを選び、少しでも聞きやすい音にしてみてはいかがでしょうか？

また、必要のない音は出力しないことも大事です。 毎日の放送は、屋外に出力する放送と、屋内のみに出力する放送とで出力系統をわけて自動放送をする。 また、別途業務放送するときも屋内のみと屋内・屋外両方に出力するという選択肢があると便利だと思います。 しかし、これは放送設備をするときの設備内容や放送ラインの敷設にかかわってきます。

屋外のみの独立した放送設備から屋内にも同様に放送したい。 緊急時に構内設備から屋内にも同様の放送をしたい。 というようなばあいは、放送結合装置の使用による結合も考えられます。

放送設備とはいうものの、一概に「なれば済む」ものでもありません。 まわりの状況や現状の設備を考慮しながらの設計も必要です。 放送設備で「はて？」と思われた方は、ytk@ikoyo.co.jpまでご相談ください。

以下に示すシステム例は、構内放送結合装置を使用しています。 構内放送を結合可能にしつつ、屋外放送設備としてワイヤレスマイク、高出力アンプ、CD、テープデッキ等を収納。スピーカーはスピーチの明瞭性と音楽バランスを考慮した高音質スピーカーを使用。 そして、運動場をワイヤレスアンテナでフルカバーしたシステムとなっています。

ワイヤレスアンテナとSP(スピーカー/左右両方で画像がちがいます)をクリックしていただくと、実際にこのシステムで使用しているアンテナもしくはスピーカーを見ることができます。

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