文・社会学科                                                  S56、3卒

村山 俊彦
(東京都町田市)
「私のしごと」
 経営学部OBの友人から、本誌ヘの投稿を依頼された。

一度完成した文章は、自分の仕事の紹介文を長々と書いたが、難しすぎると「没」にな

った。時間がかなリかかったので憤慨したいところだが、この友人は進む道が違っても

小学、中学、高校、大学と同じ学校で、部活動も一緒の仲であリ、『書き直すね』と答

えてしまった私。

 昭和56年に文学部社会学科を卒業、福祉関係に進み、現在都内の高齢者在宅福社関

係事務所に在職中。福祉界も資格の時代、介護福祉士、社会福祉試験に挑戦してきた。

 社会福祉士の試験は、母校の駒澤大学が試験会場で平成5年1月だった。地下鉄を降

りて通い慣れた裏道を歩かず昼食時に飲むお茶を購入しようと246沿いを進む。ガソ

リンスタンドを過ぎて歩道橋まで来たあたリに、在学中にはなかったコンピニでホット

缶茶を購入。ここまで来る間にいくつも店が変っていた。 体育会部室横の坂道は広い

駐車場になっている。休日の裏門は閉ぎされ「おまえは試験を受ける資格がないぞ」と

か「堂々と正面から入れ」などと言っているかのようで門扉の鉄板は冷たかった。ぐる

っと固り、正門からみる新校舎はとても立派。何度も建物を見上げた。その日の試験を

受けた教室は九号館三階で在学中講義を受けた部屋で、落ち着いて問題を解くことがで

き見事に合格。社会福祉士はソーシャルワーカーの資格として今後必要になってくる資

格で、現役の学生には徹底的に遊んで、そしてしっかりと学にも感謝している。母校に

感謝する機会が今までになかった愛校心の薄い私であったと反省している。

 最近困っているのは、同窓会名簿に名前をのせたら、投資の紹介といって仕事中に何

本も電話がかってくること。皆さんはいかがですか。経営学部の卒業生の方々は経営者

が多いと聞いておりますが、私より頻繁に電話がかかっていることでしょう(またはそ

の逆で電話をするほうかも)私と同じで困っている人も多いのでは、少しは相手のこと

も考えて、しつこくならないようにしてもらいたいものですね。