経営学部 21期                         H5・3卒業

古市 秀明
(千葉県船橋市)
最近気になる言葉
 駒大を卒業して早くも三年半が過ぎた。仕事の方も一通りこなせるようになり、後輩

もできた。まあなんとか、一人前になってきたかなというところである。そんな私は最

近”オヤジ”と言う言葉に敏感である。”オヤジ”・・・まず、音の響きが良くない。

連想することはというと、疲れ切っている、ハゲ、デブ、脂ぎっている、不潔そう、ど

うもマイナスとしか思えないことしか浮かんでこない。そして、ダメ押しには、オヤジ

狩り”と呼ばれる事件まで起こる。久し振りに学生時代の友達に会ったりすると、「○

○○は”オヤジ”、くさくなったなあ」などと会話にでてくるようになってきた。実際

に仕事だけではないが、疲れている友達が増えてきた。そう言う私も少し”オヤジ”く

さくなってきた気がする。それは外見的なことも多少あるが、特に内面的なところにそ

う感じる。親や目上から言われて拒否したり、否定してきたことを後輩や自分より下の

人に言ってたりする。親たちの言わんとしていたことがよくわがるのである。ちょっと

やだなと思うことがあるが、”大人”になったのだなとも思う。

”オヤジ”イコール”大人”と考えれば、”オヤジ”というものに否定的なことばかり

書いてきたけれどみんな”オヤジ”になるのだし、どうせ”オヤジ”になるなら素敵な

”オヤジ”になりたい。そうなるにはあまり守りに入らず、攻めることを忘れた生活を

してはいけないなと思うこの頃である。